この中で人気が出そうなのは昨年のビアンキのストラーダの再来だと思うIMPACT（インパクト）とクロモリのDISTANCE（ディスタンス）だと思います。これらは買いやすい価格が魅力ではありますが、まさに「スピードクロスバイク」の典型的なものになっています。決して乗り心地を犠牲にしてスピードを追求した「フラットロード」とは根本的にコンセプトは違います。昨年ストラーダが大ブレイクしたのは見た目のカッコ良さもあったのですが「フラットロード」とは違う「乗った時の安定感」「ホイールベースの短いロードレーサー」よりもはるかに乗り心地の良いフレームとシマノWH-R540の「乗り心地の良さ」を合わせ持ったところがアルミフォークと言う弱点さえも凌ぐ大ヒット商品になった理由だと思います。そして今年はコルナゴに変わりDISTANCEはクロモリフレーム+カーボンフォークでより「乗り心地の良いスピードクロスバイク」を出しています。世の流れは「軽さよりも乗り心地」になってきているのを敏感に反映させた「コルナゴ＆エヌビーエス」の解答だと思います。
ルックス的には2003年ビアンキよりもフレームが細く華奢に見えるかもしれませんが、黒をメインにしたカラーリングもより細く見える理由でしょう。

そして価格はひとつ上がりますがCAMBIAGO（カンビアゴ）がビアンキのアローロを更に進化させた形になっています。スカンジウムのフレームを使った「本気で作ったクロスバイク」は他のメーカーには存在しません。ビアンキのクロスバイクがエヌビーエスから変わる時に一番気になったのは実はこのラインで大方の予想どうりコルナゴでもやはり出してきました。しかも「よりグレードアップ」して。
スカンジウムフレームはアルミ合金の一種ですが素材の話なんか話しても長くなるだけで意味はないのでこのフレームの特徴を簡単に言うとアルミフレームを乗った感じが「ゴンゴン」と振動が伝わる感じがスカンジウムは「コンコン」と言う軽い感じになります。前に「スカンジウムは硬い」と言った事がありますが、「硬いけど乗り心地は軽い」と言うのが正しい表現です。正直アルミフレームよりもとても良いのですが、弱点はコストが上がり価格もかなり上がりますのでなかなか沢山売れる機種ではないのですが、今年は更に「カーボンバック」となりました。まさに

これ最強！！

と言ってしまっても良いと思います。別に高いからお勧めしてるわけではなく「本当に良いと思います。スポーツ自転車に初めて乗る方でもこの感覚はわかると思います。まさに「全く違う乗り物」の感じがします。ご予算さえ許せば「この中で一番お勧め」となります。僕も金があればこれは欲しいです（笑）。

他のモデルはIMPACTとDISTANCEの上位機種下位機種となります。すいません、少し矛盾してしまいますが、INSPIRE（インスパイア）が価格k的にもなかなかのコストパフォーマンスガあると思います。しかもカーボンフォークを装着しているのは当然で重量も8.8kgとなりますのでそこらの安いロードレーサーよりも軽くなっています。