初めての1台ですか・・・ほほう、フルサスが良いと?

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(今のフルサスバイクは街乗りも快適)
ちわ!パシリの店員ですわっ!
って何か品のない挨拶から始めてしまいましたが、今回は10万円以下のご予算で、前後にサスペンションを搭載したフルサスペンションバイク(以下フルサスバイク)について見ていきましょう!

まず、最初に言っとかないといけないんですが、フルサスバイクに何故乗るのか?
ぶっちゃけた話、サスペンションなんていらないんじゃ?!
なーんて疑問にお答えしましときましょう!

例えば、街中でも!
マウンテンバイクやクロスバイクで、歩道を走っていると解るのですが、けっこう調子に乗ってスピードをを出して走ると、ママチャリ(シティサイクル)ではなーんとも思わなかった小さな段差がガッタンガッタンしてカナリ乗り心地が悪い!ということに気が付くでしょう。
そんなとき!フルサスバイクならサドルにどっかり座ったままで「のほほ〜ん」と走り抜けちゃえるのですなっ!
そう!!フルサスバイクの良いところは乗り心地がとても良いところなのです。!

実際、スピード自体はロードレーサーやクロスバイクにかないませんが、歩道をゆっくり座ったまま走行出来るのはフルサスのマウンテンバイクだけなのです!!。
(下へ続く)

GIANT WARPシリーズ GIANT NRSシリーズ JAMIS DAKARシリーズ
WARP DS 3
定価\73,290(15.6kg)
(税込み)
NRS 3
定価¥104,790(14.1kg)
(税込み)
DAKAR解説文
定価¥104,790(14.1kg)
(税込み)
LOUIS GARNEAU FLITEシリーズ
GT i-DRIVEシリーズ
i-DRIVE 3.0
定価\104,790(約15kg)
(税込み)
LGS-XC FLITE T
定価\94,290(14.2kg)(税込み)

そして、ダートでは!!
上り坂をガシガシのぼってて石コロ踏んじゃうと、タイヤがバシッ!と弾かれてしまいバランス狂ちゃったりするんですが、そんなとき!リアサスペンション付きだと、タイヤが弾かれる挙動を押さえ込んで、バイク本体の安定感を保ってくれるんですね〜っ! さらに岩肌の見える路面や砂の浮いたトコでタイヤがズルズルすべってしまい登るためのグリップ力がかかんない(トラクションが抜ける)んですが、そんなとき!リアサスペンション付きだと、滑ろうとするタイヤを(ライダーの体重で少し沈んだ)リアサスペンションが押さえ付ける事によってタイヤのグリップ力を増幅してくれるのですな〜っ!
もちろん下り坂ではタイヤが暴れるのをなだめすかしてくれちゃうので、ライダーは段差を気にせず、ラインを狙うように走り続けちゃうのですな〜っ!
ねっ?!ドー考えてもフルサスバイクって良いでしょ!!

ケド・・・やっぱり短所も有ります
それは重量が重いのです!正直、重量が14kg以上有るバイクだとフロントインナーギヤ使って「ヒーヒー」言いながら登るような急な登りは登りたく有りませんっ!ケドそんなときは素直に降りて押せば良いんです!押せば!コンジョー無しと言われたって気にしない!気にしない!フロントミドルギヤ程度までの登りなら、上記のメリットの方が断然助かっちゃいますしネ〜!

さて、じゃあどんなフルサスバイクが各社からラインナップされているのでしょうか?
まず予算的にもっとも助かるWARP DS 3ですが、重量が15.6kgとナカナカの重量級ですネ。
ちょっと真面目に山で遊ぶには重過ぎなんですが、このサスペンションは気持ち良いです!
コイルスプリング式のリアユニットを採用し、非常にソフトな気持の良いストローク感を持っています。構造も単純で耐久性も有るんですが、残念ながら今どきのフルサスバイクにしてはペダルこいだときの力のロスが大きめで出来れば登りは乗りたく有りませんねー。
コレはWARPシリーズ全てに言える事で、街乗りでのクッシン性能だけを求めるライダーか、ダウンヒルっぽい事をちょっとだけ味わってみたいって方には良いかもしれません。
ただし!あくまでも味わうだけでして、WARPシリーズでダウンヒルを遊べるか?と聞かれると・・・非常に難しいトコロです!正直、多少無理してでもAC-3を頑張って購入された方が断然良いです!
フロントサスペンションの絶対性能は全然違ってきますし、フレームの強度、耐久性もWARPシリーズなんぞよりもAC-3断然上なのですよっ!

ところで上記に上げたバイクは大きく2種類に分類されます。これはサスペンションユニット(スプリング)の特性によるもので、WARPシリーズのようにコイル(ばね)スプリングを採用したタイプと(DAKARi-DRIVE 3.0はこっち)、エアー式スプリングを採用したタイプ(NRS 3LGS-XC FLITE T)の2種類ですねっ!
それぞれの特徴をめいっぱい簡単にまとめますと・・・
コイルスプリングを採用したタイプ: (ソフトなストローク感の有るサスペンションで大きい段差から小さい段差までソツなく動いてくれる変わりにエアー式スプリングを採用したタイプと比べるとペダルこぐのに少し抵抗感が有る、重く感じる傾向に有る)
エアースプリングを採用したタイプ: (ストローク感があまり無く小さい段差には良く動いてくれるが、大きな段差には余り動いてくれない。変わりにコイルスプリングを採用したタイプと比べると普通に登れて、上記登りの効能は全て持っている)
ま、この辺は昔から雑誌に出ているので、ほとんどの方はご存じでしょうが念のために。

そーなると、エアースプリングを採用したNRS 3LGS-XC FLITE Tは街乗りではあんまりサスペンションの恩赦に預かれないワケですねー。上級モデルなら一気に軽量化されて軽さのメリットが出てくるのですが、残念ながら今回求めた値段帯のグレードではNRS 3(14.1kg)・LGS-XC FLITE T(14.2kg)と、コイルスプリングを採用したタイプと変わらない重量になってしまってます。NRS 3はディスクブレーキ付きで(14.1kg)っつーのはかなり軽量なんですがね。
と、いうわけで結論を出しますとコイルスプリングを採用したタイプDAKARi-DRIVE 3.0の方が10万円出す価値が有るのです!
なかでもi-DRIVE 3.0は、サスペンションにソフトなストローク感が有りながらも、i-DRIVEのお陰でペダルこぐのが楽なのが特徴で、(約15kg)の重さは有るんですが以外に登りも登れていきます。
そしてDAKARi-DRIVE 3.0とは逆に(14.1kg)と値段帯を考えると(軽量化に)かなり頑張ったようで、i-DRIVE 3.0と比べるとストローク感には乏しいですが(NRS 3LGS-XC FLITE T)に比べれば街でも山でも断然サスペンションの恩赦に助けられちゃいます。ケドこのDAKARのカラーリングはハデですねー(笑)。ま、このカラーリングは2004年JAMISのチームレプリカなんで人の多いところじゃ目立つンでしょーが。この辺はLGS-XC FLITE Tのシンプルで可愛らしいカラーリングが好感度高いです。

そういえば何故かi-DRIVE 3.0のホイールはDISC非対応で、もし後々改造しようとしたらDISC対応ホイールを購入してあげないといけません。コレはアップグレードする人の多いこの辺の値段帯のバイクにしてはちょっと寂しいですねっ!あとのモデル(DAKARNRS 3LGS-XC FLITE T)は最初からディスク対応なのが大助かりで、(ってNRS 3は最初っから付いてんですからスゴイっす)ユーザー思いと言えるでしょう。ポイント高いデス。(って思ってたらLGS-XC FLITE Tはカタログ訂正が来てDISC非対応なんだそーですってダメじゃん!)