で、マウンテンバイクで人気のある競技の中の1つに「ダウンヒル」が有ります。
これは非常に単純明快な競技で山の上から下まで下りをかっ飛ばしていかに速く
降りてこれるか?と、いうものです。
大抵は夏のスキー場で行われてまして、スキー場だからゲレンデをひたすら真っ直ぐ
にかっ飛ばすのか?というとそうではなく、大抵はゴンドラリフトの下沿いの登山道、
林道等、わざわざ森の中を下って行くのが多いのです。
ただ、下り坂をのほほ〜んと下るだけでもかなり楽しいのですが、やっぱりある程度
慣れて来ると
「うう〜もっとスピードが〜」
っと更にスピードを出したくなるのは当然ですよね。
そこで、がんがん「漕ぐ」。ひたすら「漕ぐ」のです。するとマウンテンバイクは
益々加速し、体感した事の無いスピードの領域に入っていってくれちゃうのです。
直線は漕げるだけ漕いでいって、ぐっとこらえてブレーキング、コーナーは少しでも
速く曲がっていけるように「わだち」や段差を利用して減速を減らし、コーナーを
出たらまたひたすら漕ぐ。森の中では木の間をスラロームし、気の根っこや岩を飛び
越え、ちょっとした崖を飛び降りたりしながらひたすら下り坂をかっとんで行くと。
暴れるマウンテンバイクをなだめ、滑るタイヤを押さえながら下っていくのは非常に
刺激的です。
「あーん、もうダメですう。」
と、逃げていくMTBを
「なにいってんねん、まだまだこれからやんけ。」
と、外足と外腕でぐいぐいと押さえ込んでいくのはたまりません。ダウンヒルは
「スピード」です。「スピードコントロール」こそがダウンヒルの醍醐味です。
あと、「自分の理性のコントロール」と。
ただ、このダウンヒルは、関西ではまともな大会はありません。はっきり言って関西で
ダウンヒルの醍醐味を味わう事は出来ません。
よって信州の大会に出ましょう。
よって信州でこそ、本当のダウンヒルをする事が出来ます。
よって、お金が・・・。