2012年 TIME RXRS ULTEAM ROADBIKE・ROADRACER
(タイム アールエックスアールエス
ロードバイク・ロードレーサー)

TIME RXRS ULTEAM

フレーム定価￥477,750(ブラックラベル)
フレーム定価￥540,750(ブラックラベルDi2)
フレーム定価￥472,500(ホワイトレッド、
ホワイトグリーン、ホワイトシルバー)
フレーム定価￥535,500(ホワイトレッドDi2、
ホワイトグリーンDi2、ホワイトシルバーDi2)
フレーム定価￥546,000(VIPカラー)
フレーム定価￥609,000(VIPカラーDi2)
フレーム定価￥477,750(GOLDカラー)


カラー/ブラックラベル、ホワイトレッド、
ホワイトグリーン、ホワイトシルバー、VIPカラー
サイズ/XXS, XS, S, M, L

三角断面カーボンチューブやカーボンラグをみて一体どれほどの高剛性バイクなのだろうと期待していましたがフレーム剛性は普通レベルであまりにも乗りやすいのに驚きです。時速0～30kmまでの到達時間はどのバイクよりも速く感じます。しかも30～40kmの巡航速度域でその速度をキープするのが容易で、そこから踏み込めばまだ簡単に加速してしまうのです。（低ハイトホイールを付けても同じでした）これは全体に薄いフレームのエアロ形状が相当効いているのではないかと予想されます。きっと誰が乗ってもこのバイクの速さを体感できるはずですし、どのスピード域でもその速度を体感できるのが素晴らしいです。また、どれだけ踏んでも限界域が全く見えてこないフレーム剛性の奥深さも良いです。BBまわりだけ、チェーンステイだけ、といった局部的に剛性を上げたフレームは体感的にフレーム剛性は高く感じますが、剛性配分をバランス良く上げた結果フレーム全体で剛性を稼いでいるようで確実に高剛性のはずですが何故か中々脚にこないのは不思議です。

ある程度斜度がある登りではこの「RXR ULTEAM」はごく普通のバイクにしか思えません。多分登りだけなら軽くきびきび走るバイクが他にもたくさんあると思います。しかしそれ以外の緩やかな斜面の登り、下り、平地は「RXR ULTEAM」の独壇場です。TTバイクのような機種以外ではこのバイクを買えば今乗っているバイクから必ず速くなるはずです。ロードフレームに50万円の予算があれば間違いなくこのバイクをお勧めします。50万円でそれが可能なのであればついつい出してしまいそうな気になってくるところが恐いです。それ程高性能です。（4万円のステムを除けばフレーム価格は実質46万円です。安く思える！）

見た目にインパクトがあるので非レースのカテゴリーで「このバイクでツーリングが出来ますか」と聞かれることがあります。答えは「ツーリングにも使えます。」です。このバイクにディープホイールを入れて琵琶イチや淡イチが出来れば最高です。とても贅沢な話ですが。