2013年 PANASONIC FRT06/ORT06
(パナソニック ロードバイク FRT06/ORT06)

FRT06フレームセット(ハード/ライト)

定価￥325,000

カラー/セミオーダー

フレーム重量(H)：1,490g
フレーム重量(L)：1,420g

サイズ/セミオーダー



※上記写真は完成車のサンプルです。

パナソニックはチタン素材にこだわる。それは最も理想に近いしなやかさとバネ感のバランスを実現できるからだ。FRT06には軽く、強い3Dオプティマム・Xバテッド3AL2.5Vチタン合金チューブを採用。また、ライダーの体格や脚質にウィップのリズムがよりフィットするよう、2つの剛性チョイスをご用意。さらに高速走行性能を向上させるためジオメトリーを一新し、電動シフター・シマノDi2専用フレームも選択可能。FRT06は過酷なレースシーンでこそ、そのポテンシャルを発揮する。

実際に２種類の剛性のバイクを試乗してみたのですが、ハードとライト、乗り味は大きく違います。
「ハード」はまるでヨーロッパブランドのカーボンバイクのような乗り味です。地面からの突き上げは比較的拾いやすいですが、平地で力をかけてモガくと、踏み込む力をフレームがしっかりと受け止めてくれて、暴れる事はありません。ただ、上り坂のダンシング時に自転車を振った時は多少重めで力がいる印象でした。

「ライト」はパナソニックのクロモリバイクに非常に似た乗り味が印象的で、地面からの突き上げをフレームが緩和してくれます。平地を高速巡航する時等は「ハード」よりも走りやすいですが、急加速したいときは踏み込んだ時の反発のテンポが遅いので「ハード」と比べると余計に力を使いがちです。上り坂自転車を振った際の印象は「ハード」と同じく重めです。下り坂の性能は素晴らしく、地面に吸い付くように走り、安定感は抜群です。

FRT06はピュアレースバイクと謳われていますが、「ライト」の方のフレームはロングライドに使っても快適だと思います。「ハード」の方はメーカーが謳う通りレース向けで、クリテリウム等の短距離平地系のレースにおススメな機材だと感じました。キビキビ感はないので、登り１本のヒルクライムのような大会には向かないと思います。