2012年 LOOK 695 FRAMESET
(ルック ６９５ フレームセット)

前作の595はフレームをしならせてバイクの伸びを感じながら気持ちよく走りますが、通常より少し重めのギアを踏まないとそれを感じれませんでした。これは595の最大の特徴でもありますが脚へのストレスが大きく長い距離をそのオーバーペースで走ると負担が徐々に増え脚がダレてしまうのです。

この695は基本的には同じくフレームをしならせて伸び感を楽しめるバイクでペダリングの連動性がとても良くストレスが全くありません。重いギアを意図的に踏まないでも前に出る推進力がありスピードが出やすいので「今のスピード何キロ？」とスピード感が一瞬なくなる程スピードが乗りやすいのです。フレームのフロント三角から専用ステムまで非常に剛性が高いのに、リア三角はベロンベロンにしなるようです。フレームの前部と後部をうまくつなげているのはオマケで作ったとは絶対に考えられない専用クランクが相当効いていると思われます。メーカーの話によるとシマノクランク用のアダプター（￥15,750）も別売されていますが、専用クランクを使わないとフレーム性能が数十パーセント落ちるとか。専用クランクを外した695を誰か乗って確かめて欲しいです。

「695」（ノーマル）と「695 SR」（スーパーリジッド）の違いは以前の「ノーマル」と「ウルトラ」と同じです。「SR」の方がフレーム剛性が高くよりプロユース向きです。「ノーマル」は695がハイエンドモデルながら一般ユーザーでも扱いやすいように剛性は低く設計してあります。