2013年 DEROSA ROADBIKE MERAK EVOLUTION
(デローザ ロードバイク メラクエボリューション)

●高いコストパフォーマンス
2012年モデルで衝撃的なデビューを飾ったMERAK EVOLUTION。今年は美しい光沢を持ったPearl Whiteのボディに上品なゴールドのラインで彩られたエレガントなバイクとなって登場。

ビジュアルとは裏腹に、猛々しいポテンシャルを秘めたMERAK EVOLUTION。ラインナップ中ではKING RSに次いでSUPER KINGと並ぶレーシング濃度の高いモデルで、モノコック構造の45Tonユニディレクショナルカーボンのフレームに、BB30や剛性の高いフォークを受け止める1-1/2のオーバーサイズヘッドチューブを採用。

もちろんCampagnoloのATHENA BlackとBULLETホイールで完全武装したマシンには全方位隙がない。それがMERAK EVOLUTION。

●剛性が高すぎず、安定性の高いフレーム
この冬に2011年モデルMERAKの試乗をしたのですが、安定感の高さに驚きました。
見た目は太いカーボン製フレームなので剛性感が強い自転車に見えるのですが、実際走ってみるとフロントフォークとバックフォークの安定感がきわめて高く、ちょっとしたサスペンションのような役割を果たしてくれ、低速で巡航しているときでも安定してくれます。

そしてこのフレームが力を発揮してくれるのは下り坂です。下り坂のカーブですごく踏ん張ってくれるので、いつもよりハイスピードで走れます。またスプリントをかける局面でも踏ん張りがきくので自転車が暴れません。反応性はそれほど良くないのでキビキビしたバイクでダンシングをしたい人にはお勧めできませんが、バネ感の強いフレームのしなりを利用してダンシングをすると良く伸びるので、とても楽しかったです。
乗っていてもそれほど脚に来ない自転車でした。