●定番の名作 スーパーシックスEVO Hi-Mod
スーパーシックスEVO Hi-Modはデビュー3年目のバイクではありますが、その性能は輝きを失いません。フレーム各所のチューブを「横扁平」させる事により、横向けの剛性を保ちつつ縦剛性を落とす事に成功しました。縦剛性が低いので地面からの突き上げや微振動を軽減しつつ、横剛性を保つ事により加速感や自転車を振った時のキビキビ感を前面に押し出しています。
またフレームにかかる力をコンピュータ解析し、力がかかる箇所のフレームの強度を高め、力がかからない箇所のフレームを薄くする事により、重量対剛性比を高いレベルでバランスさせています。
毎年このバイクには試乗させてもらっているのですが、乗るたびに欲しくなってしまうバイクです。
緩い坂で腰を浮かせ、ダンシングをした時にこのバイクの真価が発揮されます。もう「これでもか」というくらい自転車の振りが軽く、他の自転車で同じことをやったらもっと脚が疲れるのに、スーパーシックスEVO Hi-Modは、もっと長くダンシングをしたいと思わせてくれるバイクです。
またフレーム重量はサイズにもよりますが、710g~750gと超軽量です。自転車を振ってアタックをかけた時の軽さも素晴らしいですが、淡々とシッティングで坂を上っている時の性能も軽さに後押しされ、中々です。
さらに!!フレームの振動吸収性も素晴らしいです。シナプスHi-ModとスーパーシックスEVO Hi-Modの振動吸収性を比較するために、富士山スバルライン前の下り坂である程度スピードを出して下ってみましたが、主観ではありますが、シナプスに引けを取らないレベルの振動吸収性を持っています。そのため、地面からの振動にハンドリングを邪魔されないで済むので、坂を下る時の安心感があります。
よくフレームに「バネ感がある」「ウィップする」「撓って伸びる」とか言われますが、このバイクにそのような感覚はありません。あくまでも踏んだ分だけ素直に進むという印象です。(逆に上記特性があるバイクが欲しい人にはS-WORKSのターマックがお勧めです。)登り性能、加速、ダウンヒル等様々なロードバイクに求められる性能が高い次元でバランスされているので、乗っていて癖を感じない優秀なロードバイクだと思います。2014年モデルは各ブランド値上げする中、キャノンデールのスーパーシックスEVO Hi-Modは戦略的に値下げしており、フレーム価格が349,000円になっています。他ブランドと比べて相対的にかなり安くなっているので、欲しい方はお早目に押さえた方が良いと思います。
SUPERSIX EVO Hi-Mod(スーパーシックス エボハイモッド)フレームセット各部のアップ実車写真
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スーパーシックスEVO Hi-Modチームレプリカカラーのフレームセットです。 |
リアブレーキのケーブルはヘッドチューブから中通しです。 |
ダウンチューブは上から見たら「CANNONDALE」のロゴが見えます。 |
横扁平した形状のチェーンステーです。 |
サイズ&ジオメトリー
スペック
こちらの機種にはペダルが付属しておりません。ペダルはこちら
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