さらにチェック入れていきますと・・・

この（写真）を御覧下さいっ！
「あ〜ディスク台座が付いてるネ〜」って、何の変哲もない写真に見えマスが、よーく見るとディスク台座付近までは（パーツの寸法規格の決まりごともあって）普通のバイクと変わりませんが、そこから伸びたチェーンステイが、普通のバイクの2倍近くブッといのがお分かり頂けるでしょ〜か？！アップで見ると、ロコツに「ボヨヨーン」と太くなってるのは品が無い気もしますが、確かに凄いっ！凄いのは確かですっ！
レースの世界でも、（CANNONDALE 1軍の）シーメンスチームは4XにはGeminiを使用してますが、（CANNONDALE2軍の）SOBチーム（蛍光グリーン）の4XバイクはMEN・WOMENともJEKYLLを使用しているのですね〜！

ああっ？！スイングアームの説明だけでこんなに字数使っちゃった！先が限られてマスので次行きましょう！私も仕事なんですっ！！

ココからやっと試乗した感じについてですが、まずサスペンションをメーカー推奨値に合わして乗ってみましょう。メーカー推奨値は、バイクにまたがったとき全ストローク量の1/4だけ体重で沈み込むように、となっていますが、リアサスペンションストロークが135mmと足が長いだけ有って、ストローク感の有るソフトな乗り味のバイクに仕上がっとりマスねっ！
フリーライドバイクとしては重量が13.5kgと軽めながら、ちょっとしたギャップ（段差）でも細かく敏感に反応し「グいン！」とストロークしてくれるので、下りを思いっきりかっ飛ばすと大きいギャップで簡単にフルストロークしちゃいそうで限界はあまり高くは無いのですが、これは135mmストロークのほとんどを伸び側ストロークとして使用しているからでしょう。
（このようなセッティングの場合、タイヤの限界は下がってしまいますが、そのかわりタイヤがスライドしても穏やかな挙動で反応するため非常にコントロールしやすくなるのです。）
よって、ギンギンに飛ばすわけで無く6割程度のスピードで流すと、135mmというスペック以上に安定感が有るおかげで、競技は特に考えてないライダー、特にダート経験があまり無いライダー、体重の軽い女性ライダーなぞ（早い話がスピード狂で無いヒトですね）には、扱いやすい非常にオススメのバイクと言えるでしょう！

ダラダラとしたながーい上りは、しっかりとロックアウトを多用すれば全く問題なく、さらに2004年モデルからは先進のFOX社製PRO PEDALユニット（特集:新!最近フルサスってどーなんですか？参照）を遂に採用したこともあってダンピング（赤いダイヤル）を固めに調整すれば、下りの安定性はそのままに、上りも快適になるのが凄いデス！
絶対的な性能はManitou社製SPVユニットの方が良いようですが、SPVユニットは調整箇所が沢山有りすぎて大変なので、ダイヤル一つで大体の調整が決まってくれるFOX社製PRO PEDALユニットの方がのほほーんと楽しめる JEKYLL 600のキャラクターには合ってるように思いますネ。

そーいえば、JEKYLL600 DISCってのが有りますが、どうせならV-brake仕様を買ってお好みのDISCキットを付けた方が断然お買得だと思いますよー！