下：SOLERO

下位モデルのMEGAとはかなりの差があり、まず重さ。これは価格的に7〜8万円差があり
どうしようもないことなのですが、この2002年モデルのMEGALUの方はフロントフォーク
に「カーボンコラム」を使った「ミズノ製のカーボンフォーク」を使い軽量化し、フレーム
の後ろ三角にカーボンパイプを使用したいわゆる「カーボンバック」で乗り心地にも影響
しています。

乗ってみると普通のアルミバイクと異なった感じで踏めばそのままダイレクトに後輪に
パワーが伝わるという感じではなく、ある「一瞬のタメ」があってから前に出るような
感じです。これがダンダンとクセになってきて良く言えば極上のチューブラータイヤや
素晴らしくしなやかな衝撃吸収能力を持った極上ホイールを使っているのではないか？
と錯角してしまう程で、悪く言えばタイヤの空気圧が減っているスポークのテンション
が単に低いのではないか？と思ってしまう程です。
でもこれがつまり乗り心地の良さで路面からの衝撃（突き上げ）をやわらげてくれる
「マイルドな乗り心地」になっている。これが「カーボンバック」なのです。
多分登り坂をガンガンにペダルを踏んで登られる方や体重が80〜90kgくらいある方
には向かないでしょう。何故ならカーボンバックが負けてしまうから。もちろんフルサス
MTBみたいにペダリングロスがあるわけではないのですが.......

インテグラルヘッドを使いオーバーサイズ化を計ってヘッドまわりの剛性を上げるという
事を価格的な問題もあるが「マイルドな乗り心地」を重視するためにあえて採用して
いないのではないかと個人的には思っていたりもする。
まぁ、剛性感をもっと重視される方にはこのメガルは「向かない」でしょうし、後ろ三角
の剛性を重視されるのであれば上位モデルの「MOLVEN」です。ヘッド部の剛性を望ま
れるのであれば「M.di CAMPIGLIO」と言ったモデルを選ばれるのが良いと思います。
同価格帯ならビアンキの「カンピオーネ」というものがあります。

フレームのサイズ選びはスローピングフレームを採用しているので身長が160センチ台
の方はSサイズ、170センチ台の方はMサイズ、180センチ台の方はLサイズといった感じ
になります。